トランプ発言でドル急落、金価格は5280ドル突破。BTCは反発局面へ?
BTCC著者: jett要点速報
・FRB政策決定へのカウントダウンが始まる中、トランプ氏の発言によりドル指数は4年ぶり安値の95.5まで下落。
・現物金価格は一時5280ドルを突破、銀は115ドルまで回復。
・ビットコインは89,000ドルの節目を奪還、テクニカル面で強い反発シグナル。
・ETHクジラが4.27億ドル相当を買い占め。PIPPINは60%急騰しAI Memeセクターを牽引。
マクロ視点
1月28日、米連邦準備制度理事会(FRB)は2026年最初の金利決定を発表する。市場では現在、据え置きがの大方の予想となっており、昨年9月からの連続利下げペースは一旦停止する見通しだが、今後の利下げ経路を巡る当局者間の意見対立が深まっている。
米国の政策不透明感の増大と円の急反発を受け、足元でドル指数は軟調な推移が続いている。これに対しトランプ氏は、「ドルが下がりすぎたとは思わない」「ドルは素晴らしい状態だ」「(ドルは)ヨーヨーのように上下しても構わない」との見解を示した。
トランプ氏の発言はドルへの下押し圧力を強め、ドル指数(DXY)は一時2022年2月以来の安値となる95.5を記録。ユーロやポンドなどの非ドル通貨が「アンチ・ドル・トレード」の主な受け皿となっている。
ドルの地位が揺らぐ中、金価格は再び連日で史上最高値を更新。アジア時間には現物金価格が一時5280ドルの高値を付け、現物銀も115ドルまで買い戻された。これに伴い、世界のリスク資産にも一息つく余地が生まれ、ビットコインがその流れに乗って反発している。
BTC相場分析
1月28日、BTCは89,000ドル台を回復し、現在は89,271ドル付近で推移。買い方が重要サポートラインで強い底堅さを見せた。全体として市場は依然としてレンジ相場を脱していないが、短期的にはマクロイベントと需給バランスが方向性を左右する展開が続く。
資金流動の面では、ビットコイン現物ETFは昨日約1.47億ドルの純流出を記録し、直近7日間のうち6日間で純流出となっている。機関投資家による売り圧力は依然として顕著だ。
しかし、価格が重要サポートで有効に下げ止まり、さらにマクロ面での好材料(ハト派的な利下げ示唆、新FRB議長の指名など)が重なれば、機関投資家の資金フローが逆転する可能性がある。
金価格の急騰が続く中、BTC/XAU比率はほぼ一方的な右肩下がりの推移となっており、日足RSIは8.43という極端な売られすぎ水準まで低下した。過去2回、RSIがこの水準に接近した際、ビットコインはその後数セッション以内にいずれもテクニカルな反発を見せている。
現在、金と銀の取引は「混雑(Crowded)」した状態にあり、リスク回避姿勢が和らげば、一部の資金が安全資産から暗号資産へ回帰する可能性がある。これがビットコインの「出遅れ修正」のロジックとなるだろう。

注目アルトコイン
ETH:現在3013ドル、24時間で2.93%上昇。オンチェーンデータによると、クジラのアドレス(0xcA0…b2998)が2日間で取引所から累計14.8万ETH(約4.27億ドル相当)を蓄積した。
HYPE:現在33.71ドル、24時間で23.89%上昇。Hyperliquidプラットフォームのシルバー無期限先物取引高が10億ドルを突破。手数料買い戻しメカズムとHIP-3ステーキング量の増加が価格を押し上げている。
XPL:現在0.1439ドル、24時間で13.84%上昇。Plasmaが先日NEAR Intentsを正式に統合し、25のパブリックチェーンとの流動性を接続。Binance CreatorPadイベントへの期待も相まってテクニカル的な買いを誘っている。
PIPPIN:現在0.49ドル、24時間で60.22%上昇。出来高は前日比650%増、未決済建玉(OI)は61.94%増を記録し、多くの投資家を惹きつけている。
(市場データ出典:BTCC)
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